静かなコミュニケーションロボット

静音性を考慮したロボットパートナー

「新iPhonoid」

ユーザ:首都大学東京 久保田研究室
久保田研究室HP:http://www.comp.sd.tmu.ac.jp/kubota-lab/hp/index_jp.htm
本研究の概要:こちら

■以下研究の概要より一部抜粋

コニュニケーションロボットは、空港や展示会場、ショッピングセンターでの情報支援の他、
高齢者の見守りや健康づくり支援などのサービスの実現を主な目的としている。

しかしながら従来のコミュニケーションロボットは、ジェスチャ動作時のモータ駆動音により、
ロボットの発話が聞こえずらい、かき消されてしまうという問題点があった。

そこで小型ダイレクトドライブモータ(μDDモータ)を使用して、
静音性に優れ、滑らかに駆動するロボットパートナーの試作を行った。

主な採用モータ

  型名 製品名 備考
1

MDH-3018-108KE

超小型ダイレクトドライブモータ

外径φ30mm、

分解能432,000C/R
ピークトルク450mNm

μDDモータ採用理由 :静音性

MDS/MDH-40シリーズ

新iPhonoid

  • μDDモータ
MDH-70シリーズ

従来の典型的なiPhonoid

  •  ギアードモータ
騒音測定のご協力:神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
測定した騒音レベルのグラフを上記に示す。
従来のiphonoidは約62dB、新iphonoidは約28dBという結果が得られた。

従来iphonoidは2.5~8secまでが1動作(腕を上げる、著中まで戻す、気を付けの姿勢に戻るの3パターン)である。いずれのパターンも銀行の窓口や、ファミリーレストランの店内と同等の60dB付近の騒音を発している。(下記図:騒音の目安参照)この騒音は、自宅でお年寄りや小さい子供とコニュニケーションを行うロボットにおいて、会話の障害となる値である。

一方、新iphonoidは3~5secまでが1動作(腕を上げる、気を付けの姿勢に戻るの2パターン)である。腕を上げる動作において6dBほど上昇するが、すべて30dB以下となっている。これはホテルの室内以下の数字であり、コニュニケーションに影響を一切与えない値である。

 






騒音の目安(環境省HPより)





DDモータを使用することにより、静かなロボットの開発が可能です。

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